可南さんの「つちびと展」に行った話
こんにちは、ゆっきーです。
今日は 御茶ノ水ソラシティ ギャラリー蔵 で行われていた、可南さんの つちびと展 に行ってきました。
わたしは可南さんのこと、つちびと展のことを先週まで知りませんでした。以前お世話になった方からお誘いいただいて、可南さんとつちびとに出会うことが出来ました。
「つちびと」は器などのように土の焼き物でできています。「人形」という言葉を使わず「つちびと」と言います。それは、ただ人の形をしているのではなく、人の心や気持ちを表現したいから と可南さんはおっしゃっていました。
つちびと一つ一つの表情が本当に生き生きとしていて、すべてを受け入れてくれるような暖かさがありました。
ギャラリーの中にはゆっくり座って実際に手にとって眺めたり撫でたりできる作品があって、わたしも触らせてもらいました。「生きているだけで まる」という言葉とともに、胎児のように丸くなったおじいさんや子どものつちびと。
可南さん自ら作品の説明をしてくださっていたのですが、その中で「みんな生きているだけでまる。はなまるなんですよ。」と。
わたし、今日は朝から不妊治療のことでものすごく落ち込んでしまっていて、子どももできず、仕事もせず、毎日何をやってんだろう…とぐるぐる考えていて、そんなときに突然はなまるをもらいました。素直に嬉しかった…!生きているだけではなまるだなんて!!
可南さんの話し方や雰囲気、かけてくれた言葉。…泣きそうでした。こらえるの必死。
ほかの作品の中には、亡くなった人を思っているんだろうなという作品、いまを愛おしく思う気持ちが伝わってくる作品。みんな暖かいだけではなくて、どこか寂しげな雰囲気もわたしには感じられました。
暖かい人、優しい人。まわりを穏やかにしてくれる人は悲しさや虚しさをよく知っている人なんじゃないかと思いました。
ギャラリー蔵での展示は5/18〜23の間。作者である可南さんは毎日いらっしゃるそうです。ギャラリー蔵もすてきな建物でした。階段で3階までありますので、ヒールで行かれる方は気をつけてね。
まわりはランチするところは多いけれどオフィス街なので食べるなら13時以降がいいかも!
ではでは!